「新型うつ」って、何?
「うつ」で6カ月休職中の社員が、
ハワイでサーフィン
あの人は「偽うつ」?
「自称うつ」?
本当に病気なのか?
これは、都合のいい「うつ」の姿について
包み隠さず書かれた、はじめての本です。
<多方面から徹底検証>
専門家たちの意見
現場医師たちのとまどい
職場にうずまく不満
現場復帰させるための実践法
社会(企業)の病理
■会社を長期休職して、趣味にいそしむ人たち
勤務中は憂鬱で仕事が手につかないが、勤務時間外には個人的な
趣味や交際に打ち込める。なかには、治療専念を理由にして、診断書持参で3カ月以上の休暇を申し出る。そんな社員が急増中。
いわゆる「新型うつ」である。職場仲間からしてみれば、わがままか、
個人主義の暴走にしか思えない。いかにも「都合のいい病」に
映ってしまう。「新型うつ」は本当に、うつなのだろうか? それとも
新種の病か? しかし、大多数の精神科医は、これを従来のうつが
変容したものと決めつけ、従来と同じ治療法で押し通してきた。
自ら、うつを発症しながら、うつ治療現場の最前線を長らく取材
してきた著者が、その総決算として世に問う1冊。