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財政破綻と円の誕生
お金から見た幕末維新
オカネカラミタバクマツイシン
著者名 渡辺房男
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396112196
判型/頁 新書判/216頁
定価 本体:760円+税
発売日 2010/10/29

大判、小判、金貨、銀貨、藩札……
材質も、単位も、交換比率も、てんでバラバラ
外国人もビックリした
幕末日本のお金事情!
そんななかから、いかにして
新通貨「円」は誕生したのか

…………目次より
第1章 幕末の財政破綻
――戊辰戦争の軍資金は、いかにして調達されたか

第2章 新政府、苦肉の財政立て直し
――三岡八郎の登場と太政官札の発行

第3章 「円」は、いかにして生まれたか
――大判小判の世界から、新貨幣の世界へ

第4章 日本初の貨幣鋳造工場
近代化への生みの苦しみと、大隈重信の執念

第5章 藩札、太政官札の退場
――箱館戦争の終結、中央集権体制の確立へ

第6章 「明治通宝」札の登場
――初の「円」紙幣発行、通貨統合の完成

第7章 「国立銀行」誕生の怪
――なぜ150種を超える銀行紙幣が発行されたのか

第8章 最初の肖像は神功(じんぐう)皇后
――悲願の国産紙幣が印刷機にかかるまで

第9章 松方財政と日銀の誕生
――20年かけて完成した通貨流通体制

■未曾有の大混乱から、いかにして「円」は生まれたか!?
幕府から政権を奪ったものの金(かね)はなく、明治政府は財政破綻からのスタートだった。同じ日本でありながら東国は金貨、西国は銀貨が流通し、それぞれの品質も違えば交換相場も日々変わる。おまけに各藩が発行した藩札の処理。
近代国家を目指す新政府にとって、焦眉(しょうび)の急(きゅう)は、単位が統一された通貨制度の確立にあった。だが、その道は困難を極(きわ)め、財政的な綱渡りを繰り返していく。
「円」は明治4年になってやっと生まれ、日本銀行は15年に誕生。初めての紙幣が発行されたとき、明治はすでに18年になっていた。
新政府の財政を立て直し、国の根幹をなす貨幣制度を作りだした、大隅重信、渋沢栄一、松方正義ら、経済官僚たちの創意工夫と苦闘を描く、もう1つの幕末維新史!