CO2排出量は石炭火力のわずか2.5%。
地球温暖化を防ぐ、唯一の切り札!
世界最高の技術が、地球のエネルギー問題を解決する
世界はふたたび原発の時代へ
世界には、新たに原子力を採用しようとしている国が、名乗りを上げている。老朽化した原発の置き換えの必要に迫られながら、最新の技術を持たない国々も少なくない。
新興工業国のなかには、充分な安全性を持たない原子力技術を、勇み足で輸出しようとしている国もないわけではない。安全な原子力を、日本が輸出することは、世界に貢献する道なのである。
原子力ルネッサンスの世界的なトレンドに、日本が乗り遅れてはならない。
いや、せっかく世界最高の技術を持っているのだから、むしろ積極的に活用すべきである。さもないと、宝の持ち腐れに終わりかねない。
(本文より)
■世界一安全な原発を造れる国はどこか!?
わが国の原発技術が世界最高の水準にあることを、多くの日本人が知らない。たとえば日本の原発の非常停止は、運転7000時間あたり、0.07回という驚異的な少なさだ。また、原子炉圧力容器は日本の1メーカーが全世界の8割のシェアを占めている。
世界中で原発の新規建設が進み、各国が売り込みに攻勢をかけている。安全性が劣るとされる中国も、安さを武器に輸出を目指す。だからこそ、世界一安全な原発を世界に広めることが、この上ない世界貢献の道だと、著者は力説する。
30年にわたって原発事情を研究、国内の稼働地、建設予定地のすべてを取材した著者による、最新原発リポート!