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ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか
ジョンレノンハナゼシントウニヒカレタノカ
著者名 加瀬英明
在庫なし

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ISBNコード 9784396112493
判型/頁 新書判/272頁
価格 880円(税込)
発売日 2011/08/31

和を尊び、自然界と一体化する日本人の考え方は、どこから来たか?
日本人の精神性のルーツをたどる!

日本人の精神の根はどこにあるのか
日本人の高貴な精神は、先人たちの贈物である。このような日本の優れた精神が、どのようにしてもたらされたか、その根がどこにあるのか、考えたい。
日本文化は、独特なものである。日本人は古代から和の心を、保ってきた。この和の心は世界のなかで、日本人だけが持っているものだ。そこから、全世界が驚嘆した自制心、克己心、利他心、同胞愛が生まれてくる。
日本人の和の心は、日本の2000年以上にわたって民族信仰であってきた神道に発している。神道が日本人をつくり、日本人が神道をつくった。
(本書のまえがきより)

■『イマジン』に通底する神道のこころ〈著者のことば〉
神道というと、今日では宗教の1つとされているが、宗教であるよりも、心のありかたである。神道という言葉が生まれたはるか前に、発生した信仰である。和を重んじ、人が自然界に属しているという考えかたが、日本人の心をつくってきた。
私は、従姉(いとこ)の小野洋子──オノ・ヨーコを通じて、ジョンと親しかった。私はジョンが1971年に発表した『イマジン』は、神道の世界を歌っているにちがいないと思った。そして、そうジョンに言った。ジョンとヨーコは靖国神社と伊勢神宮を参拝している。その時の写真もある。このころのジョンは、まだ長髪だった。