禅のこころの根幹を現代人にやさしく伝える100の言葉
一期一会(いちごいちえ)
自(みずか)らを灯明(ひかり)とせよ
喫茶去(きっさこ)
百尺の竿頭(かんとう)一歩を進む
……など
■禅語を通して釈尊(しゃくそん)のこころを学ぶ(まえがきより)
禅とは、釈尊のさとられたこころを伝えるものであり、その禅のこころを文字で表わしたのが「禅語」です。わたくしは、釈尊のこころを禅語を通して学び、禅への道しるべにしたいと考えました。
そのさい、単なる禅語の羅列ではなく、何らかの体系的な叙述はできないかと考え、達磨(だるま)大師が言われたいという、古くから禅の根本義とされている『四聖句』を軸に、百の禅語を選んでみました。
人生を楽しく、しかもおちついて生きられる「杖(つえ)ことば、いのちことば」として、格調ある禅語を、あなたの机辺(きへん)にお贈りしたいと思います。