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「第5の戦場」サイバー戦の脅威
ダイ5ノセンジョウサイバーセンノキョウイ
著者名 伊東 寛
在庫なし

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ISBNコード 9784396112660
判型/頁 新書判/248頁
価格 858円(税込)
発売日 2012/01/31

これが21世紀の戦争!
世界に取り残される日本の実態を
元・陸上自衛隊システム防護隊
初代隊長が告発!

「第5の戦場」……陸、海、空、宇宙に続く〈サイバー空間〉を指す

すでに起きている「サイバー戦争」

イスラエル軍のシリア空爆にともなうレーダー攻撃
’07年9月、イスラエルがシリアを空爆した際、シリアは何の反応もできず、攻撃されるがままだった。イスラエル軍はシリアの防空システムに対し、何らかのサイバー攻撃を仕掛けていたのではと言われる。

スタクスネット事件
’10年9月、イランの核施設がサイバー攻撃を受け、ウランを凝縮する遠心分離機のシステムが乗っ取られた。システムはインターネットと切り離されていたにもかかわらず侵入を許したことで、世界を震撼させた。史上初の国家が関与したサイバー兵器とされる。

■「見えない戦争」が日本に迫る
2011年7月、米国防総省は「サイバー空間」を陸・海・空・宇宙空間に次ぐ「第5の戦場」であるとし、サイバー攻撃に対して武力で反撃すると宣言した。
レーダーの乗っ取りや原発関連施設へのウイルス攻撃など「サイバー戦争」は現実のものとなっており、さらに電力・通信・交通など攻撃対象は生活の中枢に及ぶ。
その中で、日本の対応は大きく遅れを取っている。現在の法律では、サイバー攻撃に対して自衛隊は出動すらできない。戦争を根底から変えるとされるサイバー戦について、陸上自衛隊システム防護隊の初代隊長として最前線にいた著者が解説、日本の現状に警鐘を鳴らす。