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なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか
ナゼアメリカハタイニチセンソウヲシカケタノカ
著者名 加瀬英明/ヘンリー・S・ストークス

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ISBNコード 9784396112875
判型/頁 新書判/248頁
価格 858円(税込)
発売日 2012/07/30

ペリーが種を蒔(ま)き、ルーズベルトが周到に敷いた開戦へのレール
そうとも知らず和平を願い、独り芝居を演じる日本政府
この教訓から、今日、何を学ぶか!?
そしてマッカーサーが収穫した

「私にはネーサン・クラークという従兄がいる。彼はインドに展開していたイギリス軍部隊に所属していたが、昭和十六年なかばに、ビルマ(現ミャンマー)のラングーン飛行場に降り立って、わが目を疑った。
多数のアメリカ軍戦闘機と爆撃機が翼を連ねているのを、目の当たりにしたからだ。
日本が真珠湾を攻撃する六ヶ月前のことだった。従兄は職業軍人だったから、その意味を即座に理解した。それは、アメリカが日本に戦争を仕掛ける準備をしていること以外の何物でもなかった」(ヘンリー・S・ストークス)

■あの戦争とは、何だったのか〈著者の言葉〉
1945(昭和20)年8月に終わった日米戦争とは、いったい何だったのだろうか。はたして日本が加害者で、米英蘭の3ヵ国と、その植民地支配を被(こうむ)っていたアジア地域が、被害者だったといえるのだろうか。
日本は昭和に入って、日米関係が対立を深めてゆくなかで困難を打開しようと、真剣な外交努力を続けていたにもかかわらず、追い詰められていった。
本書は日米両国の記録を用いて、日米開戦にいたるまで、東京とワシントンにおいて何が起こっていたのか、時系列的に対比したものである。歴史を公平に検証すれば、どちらが仕掛けた戦争だったかが明らかになる。