少年まんが“伝説”の地
それは2階建て木造アパートだった!
手塚治虫、つのだじろう、藤子不二雄(A)、永田竹丸、寺田ヒロオ、森安なおや、鈴木伸一、よこたとくお、赤塚不二夫、長谷邦夫、水野英子、石ノ森章太郎が描く、まんがの青春。待望の復刊。
■漫画家たちの青春の記録
「机もなんにもない部屋で売れないまんがをセッセと毎日かいていた。トキワ荘はまんがの宝庫だった。生きたまんがの参考書がゴロゴロいるのだ。まんがのことでいきづまると先輩の部屋へおしかけ、相談した。毎夜集まって夜明けまでまんがを論じあった」(赤塚不二夫)
昭和30年代初め、東京・豊島区椎名町(しいなまち)の2階建て木造アパート「トキワ荘」。入居していた手塚治虫を慕う、若く才能のある漫画家たちが次々と引っ越してきて、「トキワ荘」はいつしか少年マンガ揺籃(ようらん)の地となっていった。住人であった漫画家たちが、それぞれの作品で当時の思い出を綴(つづ)る貴重な記録──待望の復刊!
手塚治虫(てづか・おさむ) 1928─1989
藤子不二雄(A)(ふじこ・ふじお(A)) 1934─
寺田ヒロオ(てらだ・ひろお) 1931─1992
鈴木伸一(すずき・しんいち) 1933─
赤塚不二夫(あかつか・ふじお) 1935─2008
水野英子(みずの・ひでこ) 1939─
つのだじろう 1936─
永田竹丸(ながた・たけまる) 1934─
森安なおや(もりやす・なおや) 1934─1999
よこたとくお 1936─
長谷邦夫(ながたに・くにお) 1937─
石ノ森章太郎(いしのもり・しょうたろう) 1938─1998