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新・言霊論
なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか
ナゼニホンジンハサイアクノジタイヲソウテイデキナイノカ
著者名 井沢元彦
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396112899
判型/頁 新書判/192頁
価格 836円(税込)
発売日 2012/09/04

これからも日本を蝕(むしば)みつづける
日本固有の行動原理とは?

「言霊(ことだま)」の国では原発事故も必然だった!

「言霊を知らずして、日本は語れず、日本史を語ることもできません。
ここで断言しておきましょう。迷信としての言霊の悪影響を克服しなければ、福島第一原発事故のようなことは必ず将来また起こりうるでしょう。なぜなら、日本の歴史を眺めれば、言霊の弊害が起こした、日本人にとっての大災害というのは、福島第一原発が初めてではないからです」 【はじめに】より

■日本人が危機管理できない決定的な理由
悪い事態を想定すると現実になる、「事故が起こる」と言えば実際に起こるから、口にしないし、考えもしない。
この考え方は「言霊(ことだま)」の力によるもので、日本人は今も、その支配下にあり、これがある以上、危機管理はできない。
福島第一原発で、事故への備えがまったくなかったのはなぜか? この謎を解く鍵も「言霊」にあった。
永年、「言霊」の弊害を唱えつづけてきた著者は、21世紀になっても、政治、経済、社会、報道、あらゆる分野でまったく変わっていない日本の現状に、あらためて警鐘を鳴らす!