この国にあるフットボールが本物だ!
これが、130年の深み…
“シンジ・カガワ”が足を踏み入れようとしている“魔境”のすべて!
[本書の内容]
●プレミアリーグとブンデスリーガの違いはあるのか
●クリーンなプレーが、必ずしも「フェア」なのではない
●ファーガソン監督の“香川評”を鵜呑(うの)みにするな
●なぜ欧州では、「サッカー」と呼ばずに、「フットボール」なのか
●“戦術”の時代とは言いつつ、やはり「1対1」が基本
●フットボールの“真の母国”は、スコットランド?
●不満の声、チャント、パブ……までひっくるめてフットボール
●1958年の飛行機事故から、新たな歴史が始まった
●ファーガソンが「ナカタ獲得」の噂に不満を漏(も)らした理由
●プレミアリーグの歴史は、Jリーグより浅い
……など
■ようこそ、愛すべき“夢の舞台”へ!
香川真司(かがわしんじ)は、マンチェスター・ユナイテッドの、そしてプレミアリーグの新たな「レジェンド」になることができるか?
癖の強い監督やプレーヤーたちの群れ……。フットボールの“母国”では、スキルや戦術眼以前に、強靭(きょうじん)な精神、肉体性や“人間くささ”がものをいう。親子三代、筋金(すじがね)入りのファンたちも、鳴物(なりもの)入りの新参が「ハートのあるヤツか」を見極めようと、熱すぎる視線を送りつづける。
ここは、その熱意に応(こた)え、生身をさらけ出した者だけが生き残ることのできる特殊な場所だ。