心はここまで見えてきた!
うつや認知症、不妊症の可能性を測ることのできる
「指尖脈波(しせんみゃくは)」とは!?
健康な心はゆらいでいる
[心を読み解く本書のキーワード]
「ゆらぎ」
風の強さや水の流れの強弱など自然現象や、株価など経済現象は常にゆらいでいる。そして、私たち自身の心拍や血圧、体温などの生体信号も「ゆらぎ」である。
「指尖脈波(しせんみゃくは)」
指先の毛細血管を流れるヘモグロビン量の増減のこと。実はここに心拍や血流だけでなく大脳中枢系まで含めたさまざまな情報が含まれている。
この「指尖脈波」の「ゆらぎ」を分析することで、人の心理状態を客観的に測ることに成功した、最新研究成果を紹介。
■人の心を客観的に測る
風の強さや川の水の流れなど、自然に存在する「ゆらぎ」。実は、私たち自身の身体の中にも「ゆらぎ」があります。それが心拍や血圧、体温などの生体信号です。著者は、指先に流れる血流から生体情報の「ゆらぎ」を簡単に測定・分析することに成功しました。
これまで人の心を客観的に測ることは難しいと考えられていました。しかし、この「ゆらぎ」を見ることで、その人の精神や心理がどのような状態にあるのかを、客観的な数値として判断できることが分かってきたのです。本書は、こうして生まれた「ゆらぎ」の心理学の最新の研究成果を紹介すると同時に、それを活(い)かして「心の免疫力」を高める方法に迫ります。