大ブーム「医療悪玉説」への反論
現場の医師として、これだけは知ってほしい!
「抗がん剤」「延命治療」「胃瘻(いろう)とチューブ」「病院での突然死」
「薬漬け」「同意書」……をめぐる、医療現場の本音とジレンマ
暴走する「医療にかかわるな」論に向けて医師からの警鐘!
「病院で最期を迎えるのは不幸」
「がんは治療しないほうがいい」
「病院に行くから人生がつらくなる」
という内容の本が大歓迎されている。
しかしこのブーム、あまりにも一方的、一面的ではなかろうか。
本当に患者さんにとっての幸せにつながるのだろうか。
ぜひ、もう一度冷静に、「高齢者が治療を受ける意味」
「長生きする意味」について考えていただきたい。(著者のことば)
■時代は「医療崩壊」から、「医療否定」へ行き過ぎた議論に、現場の医師として物申す!
〈本書の目次から〉
第1章 なぜ、ここまで「医療」が嫌われるのか?
第2章 なぜ真逆の「医療常識」が、まかり通るのか?
第3章 なぜ人は、病院で死ぬと怒るのか?
第4章 「説明責任」と「同意書」が医療を壊す
第5章 「抗がん剤」は本当に無意味なのか?
第6章 高齢者の胃瘻(いろう)は、本当に意味がないのか?