賢明な読者が知っておくべきこと…
偏向報道、記者クラブ、報道しない自由、批判精神、報道協定、通信社
もう、新聞の「嘘」にだまされない
この本を読めば、「新聞」の読み方が変わる
■新聞は、どこで躓(つまず)いたか
日本の新聞業界は、今もって巨大市場である。新聞離れが叫ばれてなお、私たちは毎朝“なんとなく”新聞を読んでいる。これには、その流通形態が寄与するところが大きいが、肝心の中身はどうなのか。
国会取材をフィールドとする現役記者である著者は、報道の現場が「批判精神こそジャーナリズム」という歪(ゆが)んだ主義に毒されていることを危惧(きぐ)し、記者クラブや通信社など、遠目にはわかりにくいシステムの実態を炙(あぶ)り出していく。
新聞が抱える多くの問題について、内側の視点から忌憚(きたん)ない言葉で述べたのが本書である。