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奈良時代の巨大国家プロジェクト
古代道路の謎
コダイドウロノナゾ
著者名 近江俊秀

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ISBNコード 9784396113162
判型/頁 新書判/232頁
価格 880円(税込)
発売日 2013/03/29

1300年前の巨大な道路は
なぜ造られ、廃絶したのか?
奈良時代、国家を挙げて造成した古代道路「駅路(えきろ)」。
それは、天武天皇による日本列島改造だった。
文化庁文化財調査官が謎に迫る!

現代によみがえった巨大なハイウェイ
[直線]20km以上の直線区間が存在(現在、北海道以外で10km以上は、まれ)
[幅広(はばひろ)]最小で6m、最大30m(江戸時代の五街道=3.6m)
[距離]想定される総延長は東北から四国、九州まで6300km(1966年の高速道路計画6500km)
[舗装(ほそう)]多層構造、側溝(そっこう)や街路樹も(建築思想は現在と同じ)

■日本にもあった! 巨大な直線道路
藤原京などの都(みやこ)と地方を結ぶことを目的に、計画的に整備・造成された古代道路「駅路(えきろ)」。その道はどこまでも直線で、巨大な幅を有していた。さらに、想定される総延長は6300キロメートルにもおよび、中世、近世、近代をしのぎ、現代の高速道路にも匹敵する。
だが不思議なことに、この大事業がなされた理由が文献史料に見当たらない。古代道路はなぜ造られ、どのようなものだったのか? そして、なぜ急に廃絶したのか?
本書では、古代史の流れとともにわかりやすく解説する。また、身近に存在する古代道路を、地図や写真などから見つける方法も披露、謎解きの世界へと誘(いざな)う。