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「依存症」社会
イゾンショウシャカイ
著者名 和田秀樹
在庫なし

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ISBNコード 9784396113308
判型/頁 新書判/208頁
価格 858円(税込)
発売日 2013/07/31

アルコール、タバコからパチンコ、ゲームまで
「依存症に依存する国」日本の実態を暴く
やめられないのは「意志」の問題ではなく、「社会」の問題だ!

日本は「依存症に依存する」社会システムになりつつあるといえます。日本の経済も社会も、依存症を量産することで成り立つ、「依存症消費社会」になろうとしているのです。
いうまでもなく、国民を依存症にすることで成立する国家に未来などありません。依存症は個人を崩壊させていきますから、いずれは国力の低下、国家の崩壊という由々(ゆゆ)しき事態に直面することになるでしょう。(本文より)

■「依存症に依存する」日本社会
アルコール依存症や薬物依存症など、「依存症」という言葉を聞くことは、珍しいことではなくなった。ギャンブルやゲーム、セックスなどの行為についても、度が過ぎて実生活に影響を与えれば、依存症と判断される。
著者は精神科医として、依存症は病(やまい)であり、適切な治療と予防が必要不可欠であると主張する。しかし、メディアなどは、依存症になる人は「意志の弱いダメな人間だ」という誤解を垂(た)れ流し続けるだけである。
しかも、現在の日本は「依存症患者」を増やし、そこから利益を巻き上げることで成り立っているのだ。「依存症に依存する」社会の実態を暴(あば)き、警鐘を鳴らす!