[古来、中国領ではなかった国]
[世界で唯一『日本』を理解する国]
[世界で最も虐(しいた)げられている国]は
中国の魔手から逃れられるか?!
知っているようで、誰も知らない本当の「台湾」〈本書の目次より〉
序章 台湾は中国ではない──その成り立ちと歴史
1章 世界で唯一「日本」を理解する国──戦前の日本統治は何を遺したか
2章 蒋介石は台湾で何をしたのか──知られざる暗黒の国民党統治
3章 米中、日中に翻弄される台湾──世界で最も虐げられた国の悲劇
4章 馬英九(ばえいきゅう)政権の行方──台湾でいま、何が起こっているのか
終章 「日本と台湾」の将来──なぜ両国は、運命共同体なのか
■台湾を守ることが、イコール日本の安全につながる
台湾の本当の歴史と現実を、日本人は知らない。アメリカ人はもっと知らない。歴史的にも文化的にも、台湾は中国の一部ではない。歴史上、中国が台湾全土を統治したのは、日清戦争前の20年間にすぎなかった。
中国の台頭と剥(む)き出しの野心によって、いまや窮地に立つ台湾。それもやむなしの大勢となりつつある国際世論。だが中国の台湾吸収は、日本にとっても対岸の火事ではすまされない。国内随一の知台派であり、台湾の消滅は日本の亡国につながると焦慮する著者が、豊富な台湾人脈を駆使して、その真の姿に迫る。