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蒋介石の密使 辻政信
ショウカイセキノミッシツジマサノブ
著者名 渡辺 望

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ISBNコード 9784396113445
判型/頁 新書判/208頁
価格 858円(税込)
発売日 2013/10/31

「魔の参謀」と言われ、日本を破滅に引きずり込んだ男
CIA秘密文書が明かしたもう一つの知られざる「顔」!

謎の人物に新たな新事実〈本書の内容〉
【序 章】辻政信とは何者か
【第1章】「魔の参謀」の誕生と完成
奇怪な人間性は、どこから生まれたか
ビルマ戦線における部下への非情なる振る舞い
新天地・満州と「教祖」石原莞爾との出会い
ガダルカナルにおける地獄の作戦指導
【第2章】「魔の参謀」と「東洋の魔神」の接点
日本人を籠絡した蒋介石の「以徳報怨」演説
CIA文書が暴露したスパイ・辻政信
まんまと成功した蒋介石の日本抱き込み工作
【第3章】新資料が明かす「終焉」の謎
大ベストセラー作家から衆議院議員へ
ラオスで消息を絶った辻政信のその後
驚くべき「失踪」の新事実

■「魔の参謀」といわれた男の、もう一つの「顔」
辻政信ほど、常人の理解を超えた人間も珍しい。一介の参謀にすぎない彼が、各所で上司を無視して無謀な作戦を主導し、敗戦に導いたばかりか、陰謀、虐殺、偽命令などの事件を次々と引き起こす。だが、なぜか責任を問われることなく、また次の作戦に姿を現わす。周囲からは蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われながら、戦後は大ベストセラーを連発し、圧倒的人気をもとに国会議員にも当選。最期は議員の身分でラオスに潜入し、そのまま消息を絶った。
その彼の、さらに知られざる一面が、2005年のCIA文書の公開で明らかになる。そこに記された蒋介石との関係は、まさに驚愕(きょうがく)に値するものだった。