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1000万戸の衝撃
空き家問題
アキヤモンダイ
著者名 牧野知弘

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ISBNコード 9784396113711
判型/頁 新書判/240頁
価格 880円(税込)
発売日 2014/06/30

地方も 都会も
日本は空(から)っぽの家ばかり!
2030年、人口は今より1000万人減!
2040年、10軒に4軒が空き家に!

[本書の内容]
○首都圏こそが空き家先進地域
○地方都市の悲鳴、賃貸住宅は空室の嵐
○「買い替え」がきかない! 郊外住宅の悩み
○なぜ、空き家は放置されているのか
○更地にして問題は解決するのか
○空き家と相続税、固定資産税のいびつな関係
○地方都市で進むコンパクトシティ構想
○建設費高騰で不動産マーケットはどうなるか
○建替えができない築古マンション
○進む不動産二極化問題
○空き家条例の実態
○空き家から空き自治体へ……

■空き家が浮き彫りにする、日本の姿
東京オリンピックが開かれる2020年、全国の空き家は一千万戸に達し、空き家率は十五%に上(のぼ)るとされる。空き家は毎年二十万戸ずつ増加しており、すでに日本全国空き家だらけなのだ。
2030年には、まるまる東京二十三区分、今より一千万人の人口が減ると見込まれ、家はあっても住む人がいないという社会は目前である。
空き家問題の根本にあるのは、日本の都市発展の歴史そのものであり、戦後の日本が行き着いた末の姿である。
今後、家は、コストばかりがかかる、無用で厄介なものになる危険が大きく、空き家は重大な社会問題として認識されていくだろう。