哲学こそ、最強のツール!
問題を解きながら、25の思考法をマスターする
[本書の内容から]
○物事を相対的(そうたいてき)にとらえる──プロタゴラスの「相対主義」
○これ以上疑えないところまで疑う──デカルトの「方法的懐疑(かいぎ)」
○頭を初期化する──ロールズの「無知(むち)のヴェール」
○時間軸と空間軸で整理する──カントの「カテゴリー論」
○快楽の量で判断する──ベンサムの「功利(こうり)主義」
○締め切り効果を活(い)かす──ハイデガーの「根源的時間」
○心ではなく、身体に従う──メルロ=ポンティの「身体論」
○言葉ではなく、文脈を意識する──ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」
○主観と客観の構図でとらえる──ジジェクの「主体化」
○知識を道具と考える──デューイの「道具主義」
……ほか
■哲学で、具体的問題を解く
哲学は難しい、非実用的で、浮世(うきよ)離れした学問というイメージが強い。しかし、哲学とは本来、論理思考であり、分析能力を身につけるものである。つまり、あらゆる問題解決に使うことができる。
本書は、哲学概念をわかりやすく解説。それを「公式」として、「どうすれば、会議はまとまるか?」「どうすれば、人間関係は良くなるか?」「どうすれば、幸福になれるか?」などの具体的な問題に当てはめて、解いていく。
25のレッスンを終える頃には、自然に哲学的思考法が身についているだろう。その思考法こそが、未知なる問題に対峙(たいじ)した時の“武器”となる。