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ドストエフスキー ガリマール新評伝シリーズ
ドストエフスキーガリマールシンヒョウデンシリーズ
著者名 ヴィリジル・タナズ/神田順子/ベリャコワ・エレーナ
在庫なし

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ISBNコード 9784396113742
判型/頁 新書判/416頁
価格 1,100円(税込)
発売日 2014/06/30

『カラマーゾフの兄弟』はいかにして生まれたか
処刑直前の恩赦、シベリア流刑、賭博、癲癇、女性問題、金策、伴侶、毀誉褒貶──
作品以上に劇的な その生涯

謎に満ちた作品世界とその生涯
ルーマニア出身、パリを中心に活躍する戯曲作家、演出家による新しい評伝。
『死の家の記録』『罪と罰』『白痴』『悪霊』『永遠の良人』
『カラマーゾフの兄弟』『作家の日記』執筆の背景にあるものとは──。
社会の危機、人間の危機を追究しつづけた作家の生涯を追いつつ、その謎を解く鍵を探る。

■ドストエフスキーの謎解きに近づくために〈訳者まえがきより〉
ドストエフスキーはまさに「危機に立つ」社会を描いている。しかし、ドストエフスキーが描いているのは社会の危機だけでなく、人間の危機でもある。人間が存在する限り、悪と善、感情と理性の闘いという大きな問題が必ず存在する。描かれているテーマが普遍的だからこそ、その作品は国境を越える。
ドストエフスキーの謎解きに近づくためには、本人の人生を探るのがよい。何が小説の背景にあるかがわかると、小説の理解が深まり、新たな視角から小説を見ることができるだろう。