これがリアルな戦いだ
勝つか、負けるか
元自衛隊の情報分析官・元航空総隊幕僚長・元護衛艦艦長が
最新軍事知識を駆使して描く、尖閣沖の戦い
「東シナ海で戦いが行なわれるとすれば、
近代的な長射程のミサイルを相互に打ち合う戦いである。
空でも、海上でも、海中から海上への戦いでも、人類が未だ経験したことがない戦いになる。
そのシナリオについての話し合いを1年間実施してできたのが、この本である。
日本の陸・海・空の軍事専門家が協同で分析し、今の時代に沿った現実的で、
しかもイメージを持ちやすく作成した書籍は、初めてであると言っていいだろう」
(「あとがき」より)
■東シナ海の軍事衝突はこうして起き、このように進む
尖閣諸島をめぐる中国の動向は、今や国際的にも注目されている。
中国艦艇の射撃管制用レーダー発射、中国機の異常接近飛行は、
自衛隊への意図的な威嚇(いかく)であり、一触即発の事象であった。
一歩間違えれば、交戦である。
東シナ海で日中の軍事衝突となれば、最新兵器の長射程のミサイルを相互に射ち合う、
人類が未(いま)だ経験したことのない戦いとなる。
空でも、海上でも、また海中からも、ミサイルの応戦となるのだ。
本書は自衛隊の幹部であった陸・海・空の軍事専門家が知りえた軍事知識を駆使して想定した、
日中交戦のリアルな作戦図である。