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なぜ、世界が目をつけるのか
日本の海洋資源
ニホンノカイヨウシゲン
著者名 佐々木 剛

在庫あり

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ISBNコード 9784396113827
判型/頁 新書判/256頁
価格 880円(税込)
発売日 2014/08/29

限りない「富」を、いかに活(い)かすか
他国に奪(と)られる前に、いま日本がなすべきこととは?
日本の国土面積は世界61位、でも海洋面積は世界6位。
その海は、世界でも例をみない水産資源、鉱物資源の宝庫。

日本は、ただの島国ではない。国土面積は世界61位でも、世界6位の海洋面積を誇る類(たぐ)いまれな島国なのだ。しかも、水産資源や海洋エネルギー・鉱物資源など、豊富な資源を備えた「海洋資源大国」なのである。すでに各国は、この資源を虎視眈々(こしたんたん)と狙っており、未来を見据えているが、当の日本人の意識は薄い。このままでは、日本の海は危(あや)うい……。

【目次】
序 章 海洋国家日本のサバイバル
第一章 激化する海洋資源争奪戦争
第二章 魚を脅かす海洋・河川環境の危機
第三章 崩壊の危機にある海洋水産
第四章 期待がふくらむ海洋再生エネルギー
第五章 世界中が狙う海底鉱物資源
第六章 日本の海を再生させる社会的仕組み
終 章 海洋の活用こそが、国土を守る

■知られざる「富の宝庫」を、いかに生かすか[著者の言葉]
日本は、国土面積でいえば世界61位だが、領海と排他的経済水域(EEZ)の総面積では世界6位であり、まさしく海洋資源大国である。古来、日本は海を慈(いつく)しみ、その恩恵を受けて経済や生活の基盤を整えてきた。ところが今日、水産物の消費は減り、水産・海運業界は時代の潮流から取り残され、凋落(ちょうらく)している。
しかし、世界的な食糧危機、およびエネルギー問題と直面する中、今こそ日本はこの資源を、新たな視点から構築・整備し、再生・発展することが求められている。この「宝の海」を他国も虎視眈々(こしたんたん)と狙っており、一刻も猶予はならない。