ん、何だ?!
見た目もすごいが、生きざまはもっとすごかった!
目からウロコが落ちる“生きものの話”がいっぱい
本書に登場する深海生物
ダイオウイカ、カイコウオオソコエビ、
ゴエモンコシオリエビ、リュウグウノツカイ、
サクラエビ、シロエビ、センジュエビ、
チョウチンアンコウ、クマナマコ、
ユメナマコ、クダクラゲ、ラブカ、
ミツクリザメ、シロウリガイ、
チューブワーム、オオグチボヤ、
クセノフィオフォラ、ウミユリ……など
■その生物は、なぜ深海を選んだのか
深海生物と聞いて、カラフルなクラゲや巨大イカを頭に浮かべる人は多いだろう。しかしそこは、ただ珍奇な生物が跋扈(ばっこ)するだけの場所ではない。極限の環境のもと、種(しゅ)が生存をかけてせめぎ合う現場である。
いまは恵まれた環境にいる人間という種が、地球滅亡の日まで生き残るとはかぎらない。深海生物は、なぜこんな悪条件を選んだのか。そのユニークな“生きざま”を知ることは、まさに生物の淘汰(とうた)のカギを解くことでもあるのだ。
本書は、二人の研究者が深海生物の生態を豊かに描き、「生物とは何か」を示唆してくれる。