ミネソタ・アドラー心理学大学院の卒業生が、
最新の知見を盛りこんだ決定版!
日本人は、本当のアドラーを知らない……
大切なのは、「なぜ、そうなったのか」(原因)ではなく、
「何のために、そうしているのか」(目的)
[アドラー心理学のキーワード]
所属/共同体感覚/全体論/現象学/目標/ライフスタイル/躊躇する態度/そうですね……とはいっても/克服/使用の心理学/勇気づけ/器官劣等性/劣等感/不完全である勇気/貢献/優越感/罪悪感/優越コンプレックス/補償/軽蔑傾向/私的論理/誕生順位/相互尊敬・相互信頼/対人関係論/まるで……のように/協力/目的論/勇気をくじかれた子供の誤った目標/自然の結末と論理的結末
■わかったようで、わからなかったアドラー心理学
アドラー心理学は、個人と、仕事・交友・家族といった「社会」との良好な関係を追求する理論である。人生哲学のように活用もできる。周囲からの視線に悩む日本人にこそ有効な考え方といえるだろう。
しかし、近年ブームとなる一方で、どこかわかりにくく感じられてきたのは事実だ。その一部だけが大きくとりあげられたり、曲解されたりすることも多かったからである。
本書は、アメリカのアドラー心理学大学院を修了した著者が、最新の知見を盛りこんだものである。実例主体で親しみやすく書かれている。