【本書の内容から】
●人と人との契約という概念が、元からない
●アラブ世界に一物一価の法則は通用しない
●商人でもあったマホメットの特異性
●勤労的人間は、人間のクズ
●エルサレムはなぜ、イスラムの聖地なのか
●もともと民族国家もなければ、国家意識もない
●宗教法があって、国法が機能しない社会とは
●宗教国家が近代化をはかる矛盾
●アラブにもユダヤにも、清貧という発想はない
……etc.
■なぜ、欧米・日本と折り合えないのか?
なぜ、イスラム世界は近代化が進まないのか?
なぜ、民主主義が根付かないのか?
なぜ、テロが止まらないのか?………
イスラム世界を語らせれば右に出る者のいない碩学(せきがく)と、中東情勢に精通した外交評論家が、縦横無尽に語り尽くした名著が復刊!
イスラム教の成り立ちから、その精神構造、行動原理にいたるまでを、明快に読み解きます。
一読、日本人は彼らとどうやって付き合っていけばいいのかがわかる、好著!