HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > AIIBの正体




AIIBの正体
エーアイアイビーノショウタイ
著者名 真壁昭夫
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396114244
判型/頁 新書判/248頁
価格 880円(税込)
発売日 2015/07/02

アジアインフラ投資銀行は、
世界の構造をどう変えるのか
乗り遅れた日本は、どうすべきか?
Asian
Infrastructure
Investment
Bank

AIIB設立のインパクトとは
今、AIIBに関する本を書いてみたいと考えた理由は二つある。一つは、AIIBは世界的な構造変化を顕著に表わしているからだ。もう一つの理由は、AIIBは、わが国が明確な自分の意見を形成するきっかけになる可能性を秘めていることだ。今後は、従来のような単純な米国追従型の政策運営では、自国の国益を守ることが次第に難しくなることが予想される。

■中国は、世界の金融覇権を奪うのか
中国が2015年中の設立を目指す「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」。米国、日本は静観の構えだが、英国の参加表明をきっかけに、欧州を含む50ヵ国を超える国が加入を決めている。
この国際金融機関の設立によって、中国は何を狙おうとしているのか。米国主導のIMF(国際通貨基金)や、日本が深く関わるADB(アジア開発銀行)との関係はどうなるのか。
いま、世界の金融体制は米国一極集中から多極化しつつある。それはとりもなおさず、世界覇権の構造が変化する兆(きざ)しでもある。激動の中、日本はどう行動すべきなのか? 現状から分析する。