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死に方の思想
シニカタノシソウ
著者名 島田裕巳

在庫あり

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ISBNコード 9784396114251
判型/頁 新書判/192頁
価格 858円(税込)
発売日 2015/06/30

葬式を行なわない「直葬」が首都圏ではすでに4分の1に!
死ぬときに何を遺せる? 死ぬときに何を頼れる?
宗教学者が考えた、この世を去るためのレッスン!

自分はどのように死んでいくのか。
そのときどんなことを思うのだろうか。
はたして、「孤独死」というのは寂しいものなのだろうか。
それともそうではないのでしょうか。
現代に生きるわれわれは、死とどう向き合ったらいいのか。
これから、この問題について考えてゆきたいと思います。
[プロローグ]より

■今、本当に必要な、死に方入門!
明治20年代、日本の女性の平均寿命は44歳。現在は86歳で、長寿世界一の座に就いた。長生きはめでたいことではなくなり、大往生という言葉も消えた。
死を取り巻く環境も変わった。葬式は家族葬となり、それも省かれて、葬儀社の者が火葬場で見送って終わりという直葬が急増している。今や首都圏では4分の1が直葬という。
死ぬことに意味がなくなったのだろうか。そんなはずはない。従来とは違う新しい意味付けがあるはずだ、と著者は考え続けた。周りに迷惑をかけず、心穏やかに死んでいくために、残された日々をどう過ごせばいいのか。