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人気漫画家が亡命した理由
なぜ、習近平は激怒したのか
ナゼシュウキンペイハゲキドシタノカ
著者名 高口康太

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ISBNコード 9784396114350
判型/頁 新書判/228頁
価格 880円(税込)
発売日 2015/08/31

恐るべき言論統制!

第一章 政治改革の熱気
第二章 奪われた「ネット」という陣地
第三章 中国のジェットコースター経済と、既得権益者となった中産層
第四章 自律的な市民と、客体としての愚民の狭間で

■中国の言論統制と愚民化政策
中国では、2009年に「微博(ウェイボー)(中国版ツイッター)」が登場、時事問題を共有するネット論壇が誕生した。
本書の水先案内人・辣椒(ラージャオ)も、微博をきっかけに政治意識にめざめ、風刺漫画が一世を風靡(ふうび)、ネット論壇を盛り上げた一人である。
しかし、習近平政権発足後、当初の期待とは裏腹にネットのオピニオンリーダーは次々と摘発され、検閲も強化された。ネット論壇は政府に簒奪(さんだつ)されていく。
そうした中、辣椒は日本滞在中の2014年夏、ある作品が危険視され、「亡命」を余儀なくされた。
中国・習近平体制の現在と言論弾圧を、亡命漫画家・辣椒の作品を手がかりに鋭く切り取った一冊!