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日韓 悲劇の深層
ニッカンヒゲキノシンソウ
著者名 西尾幹二/呉 善花
在庫なし

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ISBNコード 9784396114404
判型/頁 新書判/280頁
価格 902円(税込)
発売日 2015/09/30

「史上最悪の関係」を、どう読み解くか。

祖国から「売国奴」と侮られ、「入国拒否」されている
呉善花氏の個人体験と心の葛藤をとおして、
日韓関係のあり方を考える。

日本人が知らない韓国の本音
「多くの韓国人は、歴史認識に関して、日本の常識や世界の常識と、韓国の常識を付き合わせてみようなどとは、思いもしません。(韓国人にとって)日帝が韓国から収奪したということは、揺るがすことのできない歴史認識の大前提なのです」
「(韓国が)未来を向きましょう、という意味は、『韓国は正しい』『日本は間違っている』ということを日本が理解すること、それ以外には話し合いもへったくれもないのです」
「とにかく謝って謝って、日本人は一生過ごすべきなのだというふうに思っているのです」
(本書の呉善花氏の発言から)

■呉善花氏の心の葛藤から日韓関係を考察する
日本ではたくさんの韓国論が書かれてきたが、韓国人の立場に一度は徹底的に立ってみるということを、必ずしもしていない。
韓国から再入国を拒否されている呉さんこそが、じつは真の愛国者なのであって、それだけに精神的に股裂(またさ)きにされているこの思想家の「悲劇」には、格別の注意を払うことが、われわれ日本人には必要である。呉さんは苦難の半生を歩み、今では日本人と日本文化の立場に徹底的に立ってみようとなさっている。われわれはそれに心地良く酔い、甘えてはならない。それは生命を賭けた「実験」であり、日本人は深層の心の葛藤にこそ目を向けるべきである。「まえがき」より 西尾幹二