HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 居酒屋の戦後史




居酒屋の戦後史
イザカヤノセンゴシ
著者名 橋本健二
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396114503
判型/頁 新書判/272頁
価格 902円(税込)
発売日 2015/12/02

焼け野原でも、飲んでいた。
戦後の飢餓から高度成長を経て、再び格差へ――
「酒と居酒屋」から読み解く日本の社会

どの酒を飲むか、どこで酒を飲むか。
◎「バクダン」と「カストリ」のヤミ市
◎なぜ、豚を焼いても「やきとり」なのか
◎屋台から横丁居酒屋へ
◎「酎ハイ」の誕生
◎なぜ水割りはハイボールを駆逐したか
◎新興居酒屋チェーンの誕生
◎地酒ブームの到来
◎再び「酒格差社会」へ

■「酒中流社会」から「酒格差社会」へ
人々がどんな場所で、どんな酒を飲むか。それらはその時代の社会のあり方を、色濃く反映する。
家庭でビールを飲み、行きつけの店でウイスキーのボトルをキープする。そんな姿はいつごろ定着したか。また、戦後のヤミ市からチェーン居酒屋の勃興(ぼっこう)に至るまで、居酒屋の形態はどのように変わってきたか。
そこには「一億総中流」と言われるまでの、日本社会の歩みが反映されているのだ。そして今、再び格差社会が訪れ、酒の飲み方にも影響を及ぼしている。
戦後70年を経て、「酒と居酒屋」という一風変わった視点から、日本社会の変遷(へんせん)を振り返る。