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石原莞爾の世界戦略構想
イシハラカンジノセカイセンリャクコウソウ
著者名 川田 稔

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ISBNコード 9784396114602
判型/頁 新書判/408頁
価格 1,430円(税込)
発売日 2016/04/12

何を考え、何をしようとしたのか――
その思想と行動を徹底分析。
そこから見えてきたのは、
戦略なき国家・日本の姿だった。

プロローグ 柳条湖(りゅうじょうこ)事件――石原莞爾登場
第一章   満州事変と石原莞爾(1)――南満州占領と陸軍中央
第二章   満州事変と石原莞爾(2)――北満州進出と陸軍中央
第三章   昭和初期の戦略構想(1)――世界最終戦争論と満蒙領有
第四章   昭和初期の戦略構想(2)――日米持久戦争の想定
第五章   参謀本部時代の戦略構想(1)――対ソ連戦備の問題
第六章   参謀本部時代の戦略構想(2)――対中国政策の転換
第七章   日中戦争と石原莞爾(1)――華北での日中衝突
第八章   日中戦争と石原莞爾(2)――全面戦争と石原の失脚
エピローグ 太平洋戦争――失脚後の石原莞爾

■昭和陸軍の最重要人物、その思想と行動を探る
満州事変の首謀者であり、希代(きたい)の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。戦後70年を経(へ)て、石原への関心は衰(おとろ)えることなく、伝記をはじめとする出版物は途切(とぎ)れることがない。
ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。
戦略なき国家・日本(それは今も変わらない!)にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか――そこには、歴史の教訓が隠されている。