地方どころか、日本が消える!?
2015年 1億2711万人
2065年 8129万人
2115年 3982万人
2200年 1164万人
そして、この先には…
この5年で和歌山県1県分の人口(95万人)が減った!!
地方消滅というショッキングな指摘が世間を震撼させたが、地方が消滅した先には日本全体の消滅が待っている。東京だけが生き残れるわけはなく、遠い未来ではあるが、この日本という国自体がなくなってしまうかもしれない、そんな心配もある。……「将来の世代に豊かな社会を残すにはどうすればいいのか」という議論が巻き起こり、日本を消滅から救うための政策論争が盛り上がれば幸いである。(「はじめに」より)
第1章 8000万人社会の到来
第2章 これからも成長は可能か
第3章 東京一極集中と地方創生
第4章 危機にある財政と社会保障
第5章 日本消滅を回避する戦略
■このままでは、日本がなくなる!?
急激な人口減少が始まった。このままいけば、2060年には8000万人台、つまり現在の3分の2にまで減る見込みである。しかも、超高齢社会で、経済成長、社会保障制度などへの影響が深刻だ。
また、2014年の日本創成会議による提言=「地方消滅」は全国に衝撃を与えたが、手を拱(こまね)いていれば確実に訪れる未来図なのである。そして、地方が消滅したその先には、日本全体の消滅が待っている!
本書は、少子高齢化・人口減少、都市と地方などの国土構造がわが国に及ぼす課題を分析し、「日本消滅を回避する戦略」を検討したものである。
われわれは、将来の世代に豊かな日本を残せるのか?