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古文書に見る江戸犯罪考
コブンショニミルエドハンザイコウ
著者名 氏家幹人

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ISBNコード 9784396114848
判型/頁 新書判/312頁
価格 924円(税込)
発売日 2016/09/30

スリ天国、大量殺人、放火、通り魔殺人、強盗……
悲惨な事件が後を絶たない
暗黒ワールドへようこそ!

〈目次より〉
【第一夜】千人切通り魔殺人事件
【第二夜】夫婦という危険な関係
【第三夜】巾着切と町奉行
【第四夜】少女はなぜ火を付けたのか
【第五夜】子殺しと介護殺人
【第六夜】捕「者」帳の世界
【第七夜】アラカセギと呼ばれた悪党たち
【第八夜】真犯人を捜せ
【第九夜】盗みと刑罰、そして敲(たたき)について
【第十夜】徳川家慶と三遊亭円朝
【第十一夜】田舎小僧参上
【第十二夜】鼠小僧は劇場型犯罪
【第十三夜】詐欺師と偽金師
【第十四夜】土壇場の作法

■江戸の暗黒ワールドへ、ようこそ!
信憑(しんぴょう)性の高い史料を基(もと)に、江戸時代の犯罪と刑罰について、わかりやすく紹介したのが本書である。
児童虐待、介護の悲劇、夫婦間トラブル、通り魔殺人、多彩な詐欺…。現代に横行する犯罪のほとんどは江戸時代にもあった。もちろん、江戸時代ならではの犯罪も興味深い。貧しい少女による放火、巾着切(きんちゃくぎり)(スリ)や盗人(ぬすっと)たちの独特な作法と生態、同心や岡っ引きによる特異な捜査など、現代との隔絶ぶりに驚かされるのだ。
これらの犯罪の諸相はまた、時代小説を読む目を肥やしてくれるのではないだろうか。犯罪を通して覗き見る、江戸の本音と真実がここに!