生物界で繰(く)り広げられている
オスとメスの駆け引き
――その戦略に学べ!
【本書の目次から】
◆なぜ、性は2種類なのか?
◆オスがメスを選ぶのか、メスがオスを選ぶのか?
◆間男(まおとこ)の戦略
◆女装する戦略
◆流行には乗れ!
◆プレゼント戦略は有効か?
◆メスだけで子どもを産むコモドオオトカゲ
◆性転換する魚たち
◆つがい外(がい)交尾
◆本気と浮気の使い分け
◆オスの子育てが少ない理由
◆人間の子どもに一番大切なこと
◆そして、家族が生まれた
◆「死」という発明
◆だから、オスとメスがいる
……ほか
■子孫を残すための“熱い”戦い
人間が男と女に苦労しているように、実は、生物たちもオスとメスの存在に振り回されている。その悲喜(ひき)こもごもな世界に迫ったのが、本書である。
オスが1パーセントしかいないギンブナ、オスからメスに性転換するクマノミ、ハーレムを作るゾウアザラシ、メスに貞操帯(ていそうたい)をつけるギフチョウ、一夫多妻のオランウータンと乱婚のチンパンジー、おしどり夫婦ではないオシドリ……。
オスはメスのために存在するのか? オスにとって戦いは宿命か? 家族を持つメリットは? 浮気は必然か? 弱いオスはどのようにして子孫を残すのか? などなど、役に立つ(!?)情報も満載!