何を信じて歩いてきたのか
何が私たちの背中を押したのか
戦後72年。
語り合った
宗教、世相、政治、文化
◎革命を起こす気にはなれなかった
◎それぞれの砲座から共通の敵を撃て
◎民芸運動と新民謡運動
◎保守vs右翼の時代が来た
◎少国民だって戦争をした
◎戦争体験は伝わらない
◎悪人でも生きていていいのか
◎ゴルバチョフが歌った歌の思い出
◎法然のヴ・ナロード
◎現代は、無宗教と宗教の対立の時代
◎地獄へ行かないための方法
……etc.
■二人の戦後とは何だったのか?
50年以上の長きにわたり、二人は文芸、ジャーナリズムの第一線で、書き続け、報道し続け、走り続けてきた。
少年期の戦争体験、路頭に迷った敗戦直後、貧しさから立ち上がった戦後の日々……。全身に張り付いた挫折と焦燥(しょうそう)に背中を押されて、二人は這い上がるようにして世の中に出、社会の荒波を生き抜いてきた。駆り立ててきたエネルギーはどこからきたのか? 何を信じ、何を支えに生きてきたのか?
宗教、政治にとどまらず、事件、文化を縦横に語り合い、身をもって体験したマスコミ渡世の辛酸(しんさん)と高揚(こうよう)を振り返る。
今だから語れる、もう一つの戦後、たった一人の戦い。