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韓国人が知らない安重根と伊藤博文の真実
カンコクジンガシラナイアンジュウコントイトウヒロブミノシンジツ
著者名 金 文学
在庫なし

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ISBNコード 9784396115234
判型/頁 新書判/256頁
価格 924円(税込)
発売日 2017/11/30

はたして
【侵略の元凶】か
【無謀なテロリスト】か

1909年10月26日 ハルビン駅。
3発の銃弾が、日韓両国100年の誤解を招いた!

「日本は韓国を合併する必要なし。合併は甚だ厄介なり。
韓国は自治を要す」(韓国統監・伊藤博文の演説)
伊藤は、文明論者であり、西洋的文明、学問や思想をもって日本を近代国家に導いた。
彼は自分が成就した方法論で、朝鮮半島に文明を伝える伝道師を自任したのである。
伊藤の韓国統監就任には、韓国に対する軍人の武断政治を未然に防ぐ狙いがあった。台湾植民地化のように山県有朋系軍人がもしも韓国統監になれば、武断政治の末、韓国人の反発を買い、近代化をかえって難しくするという懸念があった。
韓国独立を熱望した安重根の伊藤狙撃は、本当に韓国の利益となったのか。【本文より】

■日韓近代史を読み解く方程式が、ここに!
日韓併合へと道を開いた伊藤博文は、韓国では侵略の元凶、いわば極悪人である。著者によれば、すべての罪を伊藤に着せて憚(はばか)らない韓国人にとって、伊藤は誤解されたままの存在である。彼の統治理論と、死後に展開された併合とは、似ても似つかないものであるからだ。
一方、伊藤を暗殺した下手人・安重根(あんじゅうこん)の本当の姿を知る日本人は少ない、と著者は嘆く。安は卓越した文人であり、天皇崇拝者であり、平和思想家であった。その短い一生を調査して見えてくるのは、テロリストに隠されたもう一つの顔だ。
共に誤解された二人の英雄――韓国系中国人の比較文化学者が、真の日韓関係を問う!