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AIを信じるか、神を信じるか
エーアイヲシンジルカアッラーヲシンジルカ
著者名 島田裕巳

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※在庫について
ISBNコード 9784396115388
判型/頁 新書判/248頁
価格 902円(税込)
発売日 2018/05/31

来(きた)るべき“明るくない”未来

AI(人工知能)とイスラム教の共通性
デジタル毛沢東主義と監視社会
「新たなる帝国」と「新しい中世」の到来

人類は、世界は、どこに向かうのか
◆AIは、再犯の可能性を予測する
◆AIは、退職の予兆を数値化する
◆説明不能のジレンマ
◆なぜイスラム教徒は急増しているのか
◆日本もイスラム化するか
◆絶対的な神と絶対的平等
◆説明を求めず、神に委(ゆだ)ねる
◆シャルリー・エブド襲撃事件
◆裸(ヌード)になりたがる人たちの“理由”
◆服従への欲求
◆すべての個人情報がひとつに
◆電脳監視社会の到来
◆デジタル化が進んだ、後れた社会
◆迫られる二者択一
――本書の内容から

■二者択一を迫られる私たち
AIの進化が著(いちじる)しい。AIは人間の知性・思考ではたどりつかない解決策を瞬時に提示するが、「なぜそうなるか」という因果関係を示すことはない。このAIの仕組みとよく似ているのが、既存の宗教が伸び悩むなか信者急増中のイスラム教だ。「なぜそうすべきか」と問うよりも、神(アッラー)への絶対服従が求められるからである。
いっぽう、デジタル技術の発達は、従来の先進国とは異なる経済発展を可能にしたが、中国で急速に進む監視社会を生み、日本でも不気味に広がっている。
はたして、人類はAIや神に思考を委(ゆだ)ね、安全・便利な生活を選ぶのか。それとも自由や人権が守られた生活を選ぶのか――。