「合理」「強欲」「拝金」の肯定が
お金持ちへの道だった――
近代資本主義をつくったのは
ユダヤ商人たちである
ユダヤ教だけが金儲けを認めていた
(本書の内容から)
■ユダヤ思想の中心、マイモニデス
■ユダヤ人だけが、なぜ金儲けが上手(うま)いのか
■ユダヤ商人の原像
■近代資本主義の精神をつくったのはプロテスタントではない
■「近代資本主義・ユダヤ人起源説」を、いちはやく見抜いたのは誰か
■近代ヨーロッパ史とユダヤ人
■十七世紀オランダの盛衰とユダヤ商人
■ユダヤ教が果たしたカルヴァンへの影響
■ユダヤの商法を擁護したベンサムの思想
■ユダヤ商人と浪花(なにわ)の商人(あきんど)
■アメリカ映画にみるユダヤ人の強(したた)かさ
■どうすれば、お金持ちになれるのか
みんな金持ちになりたい。しかし、ほとんどの人はなれないで終わる。それはなぜなのか。それはユダヤ人の精神(思想)が分かっていないからだ。
すべての世界の大宗教の中で、ユダヤ教だけが、もともと初めからお金儲けをすることを認めていた。ユダヤ教だけが、金儲けを、根本の所で罪悪視しなかった。ユダヤ教だけが、資本主義(キャピタリズム)をもともと全面肯定している宗教であり、思想なのだ。(「まえがき」から抜粋)
副島隆彦を所長とする研究者集団が、さまざまな角度からユダヤ思想と資本主義を論考する。“資本主義以後の世界”が問われる今、必読の知的一冊。