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寺社が語る 秦氏の正体
ジシャガカタルハタシノショウタイ
著者名 関 裕二

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ISBNコード 9784396115531
判型/頁 新書判/272頁
価格 946円(税込)
発売日 2018/10/31

秦河勝の墓はなぜ、播磨にあるのか?
『日本書紀』がいちばん隠したかった“事件”の真相

■歴史から封殺された古代氏族を追う
渡来氏族・秦氏は、大陸の技術をもたらして栄えると、日本の宗教文化の形成に大きな足跡を残した。神社でいちばん数が多いとされるお稲荷(いなり)さん、次に多い八幡(はちまん)社は、いずれも秦氏と関係が深い。
ところが秦氏の経歴は、謎の多い古代氏族の中でも、とくにわかっていない。聖徳太子に寵愛(ちょうあい)されたという秦河勝(かわかつ)は、のちに播磨(はりま)国坂越(さこし)まで逃げ、現地で亡くなったと伝わる。彼はなぜ本拠地の京都に戻らなかったのか。
また秦氏の末裔(まつえい)でもある世阿弥(ぜあみ)は、『風姿花伝(ふうしかでん)』に「秦河勝は鬼」と書いている。これは何を意味するのか。
本書は、隆盛をきわめたはずの秦氏が正史から消された理由を大胆に推理、日本古代史最大の暗部に迫る。