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宗教にはなぜ金が集まるのか
シュウキョウニハナゼカネガアツマルノカ
著者名 島田 裕巳

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ISBNコード 9784396116651
判型/頁 新書判/256頁
価格 990円(税込)
発売日 2022/09/30

宗教の本質に迫る
安倍元首相銃撃事件でクローズアップされた、宗教と金の問題。
宗教にはなぜ金が集まるのか。歴史を辿り、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教を比較しながら、
明らかにしていく。たとえば、キリスト教では清貧を掲げ、
それを実践する場である修道院や教会に金や土地が集まり、堕落した。
そのことに反発して新たに生まれた修道院も、やがて同じ道を歩む。こうしたことが繰り返されてきた。
いっぽうで、キリスト教における利子禁止の戒律は神学を鍛え、経済学の誕生を促したと著者は言う。
宗教と金の問題を考察するなかで宗教、そして人間の本質に迫る!

(以下、目次)
序章  宗教の集金力
第1章 禁欲を求め、利子を嫌悪したキリスト教
第2章 世俗を否定しながら、金にまみれた日本仏教
第3章 なぜユダヤ人は金の亡者とされたのか
第4章 商人の宗教・イスラム教の拡大
第5章 寺院と教会は土地を抱え、強大化した
第6章 為替を生んだテンプル騎士団、聖職で稼ぐメディチ家
第7章 資本主義を生んだのはプロテスタンティズムではない
第8章 日本企業と宗教のかかわり
解説――21世紀の経済学と「共通善」(水野和夫)