戦国時代を終わらせた軍事革新とは?
群雄割拠の戦国時代、並み居る武将たちを従え、天下統一を成し遂げた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。
彼ら天下人は、いかにして軍事的・政治的勝利を収めるに至ったのか。
本書は、3人が成し遂げた軍事革新を明らかにして、戦争と統治の本質に迫るものである。
具体的には、織田軍の革新性、長篠の戦いで鉄砲よりも注目すべきこと、
秀吉の奇策や大軍移動を可能にしたシステム、なぜ秀吉はデスクワークを重んじたのか、
家康の性欲を減退させるほど苦しめた武将とは、家康の幕府防衛構想……など。
戦国時代はどのように推移し、終焉したのか。その答えがここにある。
(以下、目次より)
●合戦を変えた鉄砲と足軽
●最初の天下人は信長ではない!?
●信長と信玄がガチンコで戦ったら?
●長篠の戦いの革新性は、鉄砲より〇〇にあり
●「干し殺し」と「渇え殺し」
●戦闘に負けて、戦争に勝つ
●なぜ短期間で天下を統一できたのか
●朝鮮出兵の謎
●なぜ三方ヶ原の戦いに挑んだのか
●関ヶ原の戦いに勝っても、「勝ち」にはならない!?
●空白の一四年間
●家康の幕府防衛構想
●戦国最強の武将は誰か
●天下人になるための三条件
●上に立つ者は馬鹿でもいい