菊地秀行氏、金原瑞人氏が激賞！
「この小説を読みなさい！」
有翼の騎士――伝説の勇者の遺志を継ぎ、
若きサムライが亡国の姫君を護る！
19世紀末の欧州を舞台に描く痛快冒険ロマン！

国威伸張著（いちじる）しい親興国ドイツで若きサムライ印南光太郎（いんなみこうたろう）は、亡国の姫君エウフェミアと出会った。時は一九世紀末、かつての王家の末裔（まつえい）は、ロシア秘密警察（オフラーナ）に追われていた。彼女こそ、“奇跡の石”を持ち、欧州動乱の鍵を握る存在。つき従うは伝説の勇者“有翼の騎士（フサリア）”を名乗る老兵のみ。熱血漢の光太郎は姫君を護（まも）るべく剣を取る。敵は、氷の侯爵率（ひき）いる奇怪な三人の刺客（しかく）、そして毒の美女。謎のフランス陸軍豪腕将校も加わって、廃城、豪華客船、鉄の要塞で繰り広げられる死闘の連続！　話題の娯楽大作、新装判でここに復刊！

＜読書界きっての読み手たちがハマった面白さ！＞
「映画、ゲームに時間を使うより、この小説を読め」作家 菊地秀行（きくちひでゆき）氏
自分を変えたいと思ったら、この小説をお読みなさい。携帯のおしゃべりなんか時間の無駄。ゲームなんか詰まらねえ。特撮映画？　子供だましさ――絶対にこう思えるから。現に私は、小説を書くのが嫌になった。

「山田風太郎（やまだふうたろう）に読ませてみたい」
翻訳家・法政大学教授 金原瑞人（かねはらみずひと）氏
派手な演出、これみよがしのおもしろさ、あふれんばかりのサービス精神、それらを武士道・騎士道的冒険小説にきっちりはめ込んだエンタテインメント。こんなとんでもないファンタジー、アレクサンドル・デュマか山田風太郎に読ませてみたい。