おとぼけ波田煌子に、旅立ちの時が来た!?
迷サイコセラピスト、最後の事件
連続猟奇殺人犯に挑む──!
現場に残された「蒼(あお)い月」という文字、横たわる死体──。18歳のフリーター三ヶ尻由衣(みかじりゆい)が自宅で強姦、刺殺された。特殊捜査班が事件解決に乗り出すが、犯行は重ねられる。警察はあの波田煌子(なみだきらこ)の協力を仰(あお)ぐことに。彼女は七つの猟奇事件を解決した名プロファイラー、のはずが、言動がなんだかちぐはぐで……。警察の不安をよそに、煌子は心理学者・主計龍太朗(かずえりゅうたろう)の挑戦まで受けてしまう。果たして推理対決の行方は? 「蒼い月」に込められた犯人のメッセージとは? 煌子の衝撃の過去が明かされる人気シリーズ完結編!
<著者のことば>
犯行動機は“月がとっても青いから”です。