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長編推理小説
九州新幹線マイナス1
キュウシュウシンカンセンマイナスイチ
著者名 西村京太郎
在庫なし

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ISBNコード 9784396210021
判型/頁 新書判/200頁
価格 901円(税込)
発売日 2012/09/01

“走る密室”から少女はなぜ消えた?
放火殺人、銀行強盗、列車ジャック
十津川警部を襲う重大事件の連続──!

〈著者のことば〉
列車に乗るたびに、死体を隠せる場所はどこかにないか、トリックのヒントは何かないかと、考えるのが習性となっている。我ながら、作家とは因果(いんが)な職業だな、と思う。だが、これが面白い。使う列車を決め、読者を驚かせるストーリーを、創(つく)ってゆくことが、楽しみとなっている。あとは自分で飽(あ)きないように、書いていくだけだ。少女消失、銀行強盗、新幹線ジャック、大がかりな事件の満載となった、今回の作品は如何(いかが)だろうか?

警視庁の吉田(よしだ)刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。捜査を開始した十津川(とつがわ)は、女が六本木(ろっぽんぎ)のホステスであることを掴(つか)むが、吉田は面識がないと言う。一方、東京への帰路、吉田の愛娘(まなむすめ)が行方不明に。“走る密室”状況の九州新幹線車中からどこへ消えたのか? やがて吉田自身の悪評が浮上。現職刑事への疑惑が深まる中、誘拐犯から電話が……。娘の命を賭(か)けた「ゲーム」とは何か? 東京=九州を結び、十津川を翻弄(ほんろう)する頭脳犯が最後に仕掛けた大罠(おおわな)とは?