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本格推理小説
わたしたちが少女と呼ばれていた頃
ワタシタチガショウジョトヨバレテイタコロ
著者名 石持浅海
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396210052
判型/頁 新書判/208頁
価格 901円(税込)
発売日 2013/05/14

初恋、友情、将来の夢…
大人になったら消えてしまうこの揺らめき。
青春は謎(ミステリー)に満ちている。
「きっと一生の友達になれるよね?」

’06年「このミス」第2位『扉は閉ざされたまま』の美しき名探偵・碓氷優佳(うすいゆか)の原点を描く学園ミステリー

〈著者のことば〉
僕の数少ないシリーズ探偵の中に、碓氷優佳(うすいゆか)という人物がいます。日本人形のように整った顔だちをした、火山学者。本書では、彼女の高校生時代を描いてみました。「あの」碓氷優佳が、どのような学生生活を送っていたのか。どんな友だちがいたのか。すでに彼女を知っている方は、そのようなことを気にしながら読んでいただければ幸いです。まだ知らない方は、ごく普通の学園日常の謎ミステリですので、安心してお読みください。

新学期、横浜にある女子高の特進クラスで上杉小春(うえすぎこはる)は碓氷優佳(うすいゆか)という美少女に出会う。おしゃべりな小春とクールな優佳はやがて親友に──。二学期の中間試験で、東海林奈美絵(しょうじなみえ)が成績を急上昇させた。どうやら、夏休み中にできた彼氏に理由があるらしい。だが校則では男女交際は停学処分だ。気をもむ小春をよそに平然とする優佳。奈美絵のひと夏の恋の結末を優佳は見切ったようで……。(「夏休み」)
教室のどこかで、生まれ続ける秘密。少女と大人の間を揺れ動きながら成長していくきらめきに満ちた3年間を描く青春ミステリー。