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十津川警部 七十年後の殺人
トツガワケイブナナジュウネンゴノサツジン
著者名 西村京太郎

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ISBNコード 9784396210182
判型/頁 新書判/192頁
価格 902円(税込)
発売日 2014/08/28

いま明かされる戦争秘話───
沈黙を破り浮かび上がる歴史の闇!
野尻湖畔のリゾート地で遭遇した難事件。
時を超え十津川の推理が閃く!

〈著者のことば〉
間もなく、戦後70年になる。その間、日本は戦争をしていない。平和はやり直しが利(き)くから、ありがたいが、困ったことに、戦争は人間、特に若者を興奮させるのだ。ただし、戦時中の傷は、なかなか治らない。時には戦争が終ってもあとを引くことがある。多分、戦争と死が隣り合わせだからだろう。

〈島崎修一郎 過チヲ正シテ死亡ス〉十津川(とつがわ)は妻・直子(なおこ)と休暇で訪れた野尻湖(のじりこ)で、奇妙な文言が刻まれた石碑と遭遇する。それは、長野県警が今も関心を持つ、五十年前の殺人事件に関連するものだった。しかし翌日、何者かが石碑を爆破。迷宮入りした事件に関係が? 直後、石碑を調べに来た恩師・小田切(おだぎり)名誉教授に疑惑を抱(いだ)くが、忽然(こつぜん)と姿を消してしまう。彼は湖畔の外国人別荘地の会員で、もう一つの名前を持っていた!? サイパンでの戦争秘話、残された捜査メモ、アメリカ大使館の影……。十津川の単独捜査の行方は?