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長編ミステリー 書下ろし
幻影のマイコ
ゲンエイノマイコ
著者名 太田忠司

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ISBNコード 9784396210205
判型/頁 新書判/224頁
価格 924円(税込)
発売日 2015/02/06

環境(エコ)テロリストが暗躍する宇宙への島
女はなぜ消えた?
南洋の楽園に事件を追う、モルディブ探偵物語

〈著者のことば〉
この作品は『ルナティック ガーデン』と同じ設定の近未来を舞台にしたものです。もちろんストーリーは単独のものであり、前作を読んでいなくてもお楽しみいただけます。軌道エレベーター(宇宙エレベーターと呼ぶ場合もあり)は現在のテクノロジーの延長線上で実現可能な夢の移動手段です。しかしそれを扱う人間は、未来になっても変わらないようです。

宇宙旅行を可能にする軌道エレベーターの地球駅がモルディブ共和国に完成した21世紀末。首都マーレの移民局員マイコが失踪(しっそう)した。手掛かりは彼女が直前に接触した移民申請者カネダの記録。そこには「イルカはもういない」という謎のメモが残されていた。探偵の結城(ユーキ)が捜索を依頼されるが、マイコの過去もまた秘密のベールの中だった。やがて背後に、宇宙開発に反対する過激派環境(エコ)テロリストが浮上、結城は鍵を握る男を追って地球駅へ。事件は南洋から宇宙へと拡大する…。本格ミステリーとSFを融合させた傑作サスペンス!