超人気シリーズ最新刊 書下ろし!
天才人形師が生んだ哀切の造形とは?
せつらvs.せつら!?
〈魔界都市“新宿”〉夢の対決!
生きているようだ、という賛辞は彼女の作品のためのものと言われた、
天才人形作家桜田国子。秋せつらは女子大生楓の捜索を
依頼されるが、捜し当てた部屋の生活痕は、対象が人外のもの
であることを告げていた。
「ここにいたのは、人間じゃない」楓は、亡くなった娘を偲んで国子が
手がけた人形だったのだ。
楓と思しき容疑者による殺人が発生し、美貌の人捜し屋になぜか
強盗殺人の嫌疑が及んだとき、そこには四人のせつらが……
(「〈新宿〉人形物語」より)。
〈魔界都市〉の人捜しは哀しみが宿命。“絶望”を紡ぐシリーズ最新刊!