TVドラマで人気の旅情推理〈旅行作家・茶屋次郎シリーズ〉
“越しも越されぬ大井川”
寸又峡、大井川鐡道、接岨湖、蓬莱橋……絶景の推理行。
欲望が命取り?“麻薬”追う茶屋を死体が待ち受ける!
静岡・大井川を遡上し、南アルプス聖岳を目指したカップルが遭難。
旅行作家・茶屋次郎の知人の娘石浜波路は保護されたが、恋人の若松和重は遺体で発見される。
若松は山行の途中、急に姿を消したという。だが、その死因は絞殺。所持品から、服用者が次々命を
落とす危険薬物が見つかる。波路への嫌疑を晴らすため、“麻薬”の流通ルートを追う茶屋だったが、
同じく事件を調査していた探偵・的場が刺殺されていたことを知る。
緑柱石(エメラルド)色の水面が輝く寸又峡、朱色の鉄橋渡る旧い蒸気機関車。
絶景が彩る調査行が始まる。