天武天皇、額田王、柿本人麻呂……
秀歌に隠されていた古代史の“闇”
『万葉集』は、単に著名な歌人の秀歌を集めたものではない。正史である『古事記』『日本書紀』には書き残せない、暗黒の史実を反映させた歌集なのだ。歴代天皇をはじめとする為政者が、歌に託して告発する古代史の真実――。
万葉集が告発する、封印された“史実”
●額田王は「斉明天皇暗殺」に関与していた
●天智天皇皇后の歌が指摘する、「天皇拉致(らち)」の犯人
●「春すぎて…」は、実は天下取りの歌だった
●『日本書紀』が歴史から抹消した三人の天皇
●柿本人麻呂は、なぜ処刑されたのか
●消えてしまった万葉集の「序文」。誰が、何のために?
●枕詞「やすみしし」に隠されている、天皇家の「本当の名前」
●「挽歌」に歌われている数々の悲劇的な死